うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

アメリカ観察記断章。中心なきUCIキャンパス。

What will happen when a utopia totally evacuated but still perfectly functional is inhibited by non-utopians who are not yet prepared for such a high ideal and freely organizable space, or when an anarchic, non-centralized architecture is …

アメリカ観察記断章。閉所愛好症。

アメリカ観察記断章。アメリカの建物は採光に無頓着な気がする。窓のない部屋がたくさんある。閉所好きなのだろうか。

アメリカ観察記断章。UCIの教室。

今学期英作文を教えている教室。いままでキャンパスのいろいろな建物のいろいろな教室で英作文を受け持ってきたけれど、教室のつくりはどこでもほぼ一緒。 天上のプロジェクター。 ホワイトボード。スライド式。 教壇のパソコン。 教壇から見た教室。 USBケ…

アメリカ観察記断章。スーパーでの袋詰め。

アメリカ観察記断章。スーパーでの袋詰め。これはセルフサービスではなく、レジ店員がやってくれるのだけれど、生もの(肉魚)と野菜を別々に詰める、という機転を利かせてくれることはない。基本、重さで詰め方を変えているように思う。日本の衛生感覚が厳…

アメリカ観察記断章。ホットドッグ。@Westminster Mall

孤独のグルメごっこ。ホットドッグ(アメリカンドッグ)。こういうフードコートではジャンクを食べるべきだろうと思いホットドッグ・コンボを注文。ドリンクの中身はレモネード。Mサイズのはずだがこうしてよくよく見るとずいぶん大きい。これで10ドル近くす…

アメリカ観察記断章。アメリカのブックオフ。@Westminster Mall

アメリカのブックオフ。ここは最初からアメリカ人をターゲットにした店なので日本語の本がない。漫画の英訳が一通路分あるだけで、あとはすべて英語もの。本とCDDVDゲームが半々。研究に役立ちそうな本はほとんどないが、少しだけ面白そうな本もあった。…

アメリカ観察記断章。アメリカのショッピングモールの不気味さ。@Westminster Mall

To say the least, I was "shocked" by what I saw and heard in this shopping mall. "Horrified" might sound too strong, but to be honest it's still inadequate to explain that bizarre disappointment and deep anxiety. There was nothing I hearti…

アメリカ観察記断章。男性の髪形。

アメリカ観察記断章。男性の髪形。ショートが基本。というか8割くらいがそんな感じ。長髪を結んでいるのが1割弱だろうか(具体的な数字はよくわからないが、人込みを眺めていると必ず見かけるスタイル)。残りはもちろんその中間(ミディアムレングス)にな…

アメリカ観察記断章。女性の髪型。

アメリカ観察記断章。女性の髪型。アメリカにはもしかするとロングヘアについて何か幻想があるのだろうか。そう思わせるほど女生徒の髪は長い。背中にかかるくらいの長さ。それもシャギーの入った軽やかさではなく、ワンレンの重たい感じ。人種文化圏にかか…

フェイスブックの書きこみは酔人の余興

UCI

あまり何も考えずに書き始めたのに気づいてみれば連載と言えそうなほど同一テーマについて繰り返し書き綴ってきている。フェイスブックの書きこみは酔人の余興、というか、行き場のないエネルギーの避難所なのだけれど、それなりに楽しんでいただけているで…

アメリカ観察記断章。化粧。

アメリカ観察記断章。化粧。さすがにこれはじろじろ見るわけにはいかないので、あまり確かな観察ではないが、「日本は化粧技術の発達した国だな」というのが自分の雑感。化粧していないわけではない。日本ほど隙なくやっているわけではないが、まったく手を…

教えて欲しかった英語。適当な英語。

教えて欲しかった英語。適当な英語。ニュースキャスターや政治家の話す完璧なスピーチはまったくの例外だ。人文学の大学院生とていつも完璧な英語を話しているわけではない。文法的には微妙に壊れているし、そこかしこにいびつなところがある。しかし私たち…

アメリカ観察記断章。スーパーで買える1.75リットルの安ウィスキー。

なんだかんだで迷ったときに手が出るカナディアン・クラブ。いつもお手頃な値段。これは1.75リットルで20ドル弱。アメリカの安ウィスキーによくあることだが、ガラスではなくペットボトルに入っている(日本でペットボトル入りのウィスキーってあったっけ?…

セミコロンとコロン

UCI

When do students begin to use semi-colons and colons? Who do teach them their correct usage? It's uncommon that they use them, and it's even more uncommon that they use them correctly.

アメリカ観察器断章。いきつけのブックオフ。

Costa Mesaにある、いきつけのブックオフ。寮から車で10分ちょっと。すぐそばに日本食スーパーMarukaiがあるので、ほぼ週一で通う。日本語のフリーペーパー、フリーマガジンのたぐいはここで入手している。店構えからもわかるとおり、アメリカブックオフは日…

教えて欲しかった英語。音で理解すること。

教えて欲しかった英語。音で理解すること。アメリカ人相手に英作文を教えていると、アメリカ人にとって英語とは視覚的なものではなく聴覚的なものではないか、という気がしてくる。というか、そうでなければ、thanをthenと、itsをit'sと綴ることはなかろう。…

話し方の歴史的変遷(宮本常一『民俗学の旅』)

「私が年寄りたちからいろいろの話を聞くようになったとき、明治維新以前のことを知っている人たちとそうでない人たちの間に話し方や物の見方などに大きな差のあることに気付いた。たとえば維新以前の人たちには申しあわせたように話しことばというよりも語…

学生レポートの誤植トップスリー。then, it's, were

UCI

Three most frequent spelling mistakes in students' papers: then for than, it's for its, and were for where.

アメリカ観察記断章。歯科矯正。

アメリカ観察記断章。歯科矯正。アメリカ人は総じて歯並びがいい。真っ直ぐすぎる。これはだから間違いなく矯正の産物だろう。人種や文化圏関係なく共通の事例だ。なぜここまで歯並びの美学があるのか。いまだにまるでわからない。もしもこういう美学が他の…

教えて欲しかった英語。返答。

教えて欲しかった英語。返答。あいづちに近いが、あいづちが受け流すための句点でしかないとすると、返答は読点以上句点未満、流れを一旦受け止めて投げ返すためのものだ。It's cool! That's awesome! 頭で分かっていようと本能的に返せない。どうすばいいの…

アメリカ観察記断章。South Coast Plaza。

南カリフォルニアでも有数の巨大ショッピングモール。高名なブランドが多数入っている(http://www.southcoastplaza.com/store-directory)。ここで買い物することはほぼないが(高いし自分の美意識にそぐわないから)、ホールのすぐ隣にあるので、時間つぶ…

アメリカ観察記断章。Segerstrom Center for the Arts。

いかにも「ポストモダンな」たたずまいのホール。実際、このホールが何かの建築賞をもらったという話をどこかで読んだ。波打つガラス張りのファサード。螺旋階段。なんだかんだで月一に近いペースで来ている。SFチックだけど、美しいホールだ。 棕櫚の木はあ…

アメリカ観察記断章。First AME Church of Los Angelesにて

舞台(という言葉はちがうと思うが、正式名を知らないので)左手のブースにはドラム、エレキベース、エレキギター、右手のブースにはキーボード奏者がいる。いわゆる教会音楽(バッハとか)とは一線を画するパワフルな、ノリのいいサウンド。というかコーラ…

当比較日本語論。日本語の罵倒語。

適当比較日本語論。日本語に罵倒語が欠けているはずはなかろう。だが日本語のそれは汎用性に乏しいようにも思う。英語のfuckの自由度に匹敵する「汚い」日本語はというと、何があるだろう。「fuckに相当する日本語は何なんだ」と同輩に問われ、かなり考えた…

アメリカ観察記断章。自分にとってのアメリカの原風景。

個人的に深い思い入れのある光景。ここは6年ほどまえキャンパスビジットのために初めてアメリカに来たときに泊ったホテルのすぐそばなのだ。要するに、自分にとってアメリカの原風景がこれだ。

脳という爆弾(チェスタトン『木曜日だった男』)

"Dynamite is not only our best tool, but our best symbol. It is as perfect a symbol of us as is incense of the prayers of the Christians. It expands; it only destroys because it broadens; even so, thought only destroys because it broadens.…

アメリカ観察記断章。食の多様性。

アメリカ観察記断章。食の多様性。日本の食の多様さというのは何かとても特殊なものだと思う。各国の料理が日常の食卓に上るところまできている。もちろんその各国料理はオーセンティックというよりは日本化されたものだが、それでも、毎日食べるもののなか…

アメリカのブックオフで見かけたもの。

アメリカのブックオフで見かけたもの。豊浦志郎『叛アメリカ史』。

I think Zizek wrote something similar to this somewhere (perhaps in a Guardian article): "When philosophers, who are well known to have difficulty in keeping silent, engage in conversation, they should try always to lose the argument, but …

教えて欲しかった英語。Fワード。

教えて欲しかった英語。ぜひ教えて欲しかったとまでは言わないが、fuckという単語はどこかで触れてもいいのではないか、という気がしている。「fuck you!」というのは日本語だと「ああ、もう!」ぐらいの感じ、「fucking」というのは「すげー」「超」「やば…