「話し手が〈X que Y〉と言うとき、情報の比重がYにかかっているときは直説法、Xにかかっているときは接続法という法則が成立しそうです。すなわち、主節が表す「喜怒哀楽」「判断」「頻度」などに情報のポイントがあるから、「従属節を接続法にしてその部分…
20240322@静岡県立美術館 「天地耕作 初源への道行き」の無料券をもらいながら、ずっと忙しくて行けないままでいたけれど、来週水曜で終わってしまうので、やや無理やりながら時間を作って足を運んだ。 spmoa.shizuoka.shizuoka.jp 正直な感想は、「これは…
カナダ滞在最終日。とはいえ10時半ぐらいのバスで空港に向かわなければならないし、朝に空いているところも多くないので、必然的に選択肢は絞られる。 滞在先のホステルからわりとそばの Basilique-cathédrale Marie-Reine-du-Monde de Montréal は何度も前…
カナダ滞在のまとめ。 *「カナダの東側は英仏バイリンガル」というあまりに雑な認識と、「モントリオール交響楽団とシャルル・デュトワのフランス音楽といえばフランスのオケよりもフランス的」という謳い文句ぐらいしか頭にない状態でやって来たけれど、最…
ケベックシティ3日目午後後半。急いで宿に戻る。川岸に広がる「Plaines d‘Abraham」は地図ではなんのことかと思っていたけれど、来てみて見てみてよくわかった。ここはすごく広い公園(長さ2キロ、幅400メートル)であり、冬はカントリースキーができるよう…
ケベックシティ3日目午後前半。議事堂見学で思った以上に時間を食ってしまったけれど、今日の本来の目的地であった美術館に向かう。その道は、『地球の歩き方』に言わせると、パリのシャンゼリゼ通りを彷彿とさせるとのことだが、どうだろう。広い道と並木は…
なぜカナダにジャンヌ・ダルク像と思ったけれど、これは1915年にNYCが委嘱したもののレプリカで、このレプリカはフランスやアメリカの他のいくつかの場所にもあるそうだ。開園は1938年9月1日で、「1759-1760年の英雄たちの愛国心と勇気」に捧げられているそ…
ケベックシティ3日目午前。議事堂の前に集団がいたので入れるのかと思ってガイドブックをチェックすると、身分証明書があれば入れるそうだ。そして今日は移動日でちょうどパスポートを携帯していたので軽い気持ちで建物に入ると、はたして警備は空港並みに厳…
「目を上げて……讃えよ!」
「歴史の一部になるには、白人でなければならないのか?」「野蛮な子どもたち」というのは、日本ではまずありえそうにないたぐいのプロテスト系の落書きだ。 そしてこの壁門のすぐ外になぜかガンジーの胸像があった。「ケベック人がインド人に見せた友愛、友…
ケベックシティ3日目朝。カナダ滞在も残すところ今日明日のみ。しかし、今日の夕方はモントリオールへ戻らなければいけないし、明日の飛行機は午後早くなので、実質的には半日以上1日未満というところ。 昨日と似たような朝食を食べに行くが、ちょっと中身は…
ケベックシティ2日目午後。カナダ滞在も8日目。だいぶ疲れてきてもいるので、午後はただぶらつくだけにした。そのおかげで、やっと街の在り方が腑に落ちてきた。 ケベックシティはまずは川岸の低地に、大西洋の入口の港(とはいえ、ケベックシティは海から川…
こういうイタズラも万国共通かな。このあと赤いニット帽をかぶった少年は彫像のルイ14世の両鼻のあたりに指を突っ込む仕草をしていた。
「王の娘」と呼ばれる貧困化した孤児の女性たちが、人口政策の一環としてーー男女比は男に偏っていたということだろうーー政府によってヌーヴェル・フランスに送られ、「北米におけるフランスのプレゼンスを確立するうえで大いに寄与した」と、国家側の論理…
ケベックシティ2日目午前中。ここのノートルダム教会の創設者は17世紀の人物で、大西洋を7度横断し、この地に教会や神学校を建立するために尽力した人物だそうだ。建物自体は20世紀初頭のものだという。豪華ではあるが、どこか作り物めいた感じがあるのは、…
ケベックシティ1日目夜。夜になるとライトアップされている。また、暗くなってからでもまだ歩ける街だ。とはいえ商店は8時ぐらいには閉じてしまうし、レストランもそこまで遅くまでやっているわけでもなく、賑やかなのはパブくらい。そしてちょうどアイルラ…
ケベックシティ1日目午後後半。文明博物館(musee de la civilization)という仰々しい名前だが、中はマルチメディア展示。しかしそれ以上に驚かされたのは、ヨーロッパの歴史的な建造物からなるこの街で、それをはっきりと相対化する展示が当たり前のように…
ケベックシティ1日目午後中盤。あまりプランもなく、腹ごなしのためにぶらぶら歩いてみる。そのようなことができるぐらいここはコンパクトな街のなのだ。 まずはレストラン隣の本屋。書籍の比率はフランス語8に英語が2と言ったところ。分類はどこでも似たよ…
ケベックシティで見つけた標識。こういうイタズラは万国共通なのだろうか。
モントリオールでは見かけなかった押しボタン式信号。雪国だからだろう、ボタンに覆いがついている。
ケベックシティ1日目午後前半。ケベックシティまでにいくつか停車駅があったが、「何々ヴィル(ville)」という地名がいくつもあった。「ヴィル」はフランス語で「街」の意味であり、その意味でもケベック州の基盤にあるのがフランス語であることを意識させ…
モントリオール7日目。北東約270キロ(東京起点で考えれば福島あたり)のところにあるケベックシティに向かうべくVIAという列車に乗り込む。3時間ちょっとで着くようだ。 モントリオールの今日の天気は最高気温7度、最低気温マイナス1度だけれど、ケベックシ…
モントリオールの地下道で見つけたもの。壁一面に貼られた「基質は語ることができるのか?」ーー「サバルタンは語ることができるのか?」のもじりだろうかーーのポスター。文字と画像以上の情報がないので、誰が何の意図で作成したのかはわからない。
モントリオール6日目午後。市場から南東に道を行く。リトル・イタリーと呼ばれる地区からマイル・エンドと呼ばれる地区に向かって歩く。スモールビジネスと思わしき店舗が立ち並んでおり、商業的ではあるものの、商業主義的ではないリラックス感がある。LAで…
モントリオール6日目午前中。ジャン=タロン市場に来てみた。肉から魚介から魚からパンからチーズかたパティスリーから花まで、いろいろフレッシュなものが揃っていそうだ。眺めるだけでの楽しいけれど、ここで買って料理して食べたら、なお楽しいことだろう…
モントリオールの地下鉄の掲示。「感謝(merci de)」、「禁止(interdiction de)」、「責任(obligation de)」と3つに分かれているのはなるほどと思う。
モントリオール4日目午後。本屋と図書館に立ち寄る。フランス語がメインで、新書古書の両方をとくに区別もなく店に並べており、CDやDVDも扱っている。驚いたのは、Bibliothèque et Archives nationales du Québec(ケベック州立図書館文書館、とでも訳そうか…
モントリオール4日目午前。3日もいたら、だいぶ雰囲気はわかってきたし、日常のシステムにも慣れてきた。フランス語のみの場合もあるけれど、標識などは基本的に仏英併記。クレジットカードの読み取り機でさえフランス語か英語かを選ばせる。 しかし、3日で…
モントリオール3日目まとめ。街を睥睨する山にある公園を歩き、また教会に行き、美術館に行った。なんだかんだで歩行距離は15キロ近い。 郵便ポストは最初ラクガキでもされているのかと思ったけれど、このようなデザインらしい。アラファベットと数字のコン…