うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

20230729 Duolingoでのロシア語学習191日目。

Duolingoでのロシア語学習191日目。さすがにそろそろ文法書を読むべきかと思い。黒田龍之介による初級入門編の『ニューエクスプレス+ロシア語』とエッセイ集『ロシア語の余白』、宇多文雄『表で学ぶロシア語文法の基礎』を通読してみた。 驚いたのは、初級…

「ひたすら共生を歓ぶ知性」(高尾歩「訳者あとがき」、メーテルリンク『花の知恵』)

「メーテルリンクにとって、人間の知性は、何より自ら闇を用意して自己証明を行ってゆく永遠の生成原理であった。闇は、それが認識されるとき既につねに知性の衝動を引き受けている。そして、メーテルリンクにあっては、その闇のなかに必ず、姿形を纏いなが…

誤謬の価値(メーテルリンク『蜜蜂の生活』)

「おそらくこれは誤謬にすぎないだろう。しかし誤謬ではあっても、ある事物が私たちにいちばんすばらしく見える瞬間こそが、その事物の真理に気づく可能性のもっとも多い瞬間であることに変わりはないのだ。」(メーテルリンク『蜜蜂の生活』212‐13頁) Peut…

人間以外の知性、または人間の知性の非孤独性(メーテルリンク『蜜蜂の生活』)

「人間以外のものに本当の知性の兆候を見つけること、そこにわれわれは孤島の砂浜に人間の足跡を発見したロビンソン・クルーソーの感動に似たものを感じている。われわれが信じているほど、われわれは孤独な存在ではないらしい。蜜蜂の知性を理解しようとす…

「理解を伴わぬ明澄感」(古井由吉「一作家にとってのマラルメ」)

「まず始めに、難解どころか、私にとってはほとんど絶対的と思われる読解不可能に行きあたる。ところが、辛抱してあれこれ、詩句に沿って「文章」を組み立てるうちに、腑に落ちたというほどのこともないのに、明澄感に照らされる。理解を伴わぬ明澄感、これ…