うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

母語で語ること(ヘーゲル)

"Properly speaking, it belongs to the highest cultural development of the people to say everything in their own language. The concepts that we mark with foreign words seem to us to be themselves something foreign and not to belong to us im…

特任講師観察記断章。マキャヴェリ的狡知、カント的倫理。

特任講師観察記断章。反抗的=抵抗的な主体になることを学生に勧めるべきか。中堅の地方公立大学における学生の基本モードは従順だ。それは必ずしも自発的隷属ではないし、完全に言いなりになっているというのでもない。「扱いづらい」学生がいないわけでは…

語学教師の理想(クロポトキン『ある革命家の回想』)

"He was to teach us Russian grammar; but, instead of the dull grammar lesson, we heard something quite different from what we expected. It was grammar; but here came in a comparison of an old Russian folk-lore expression with a line from H…

日本での外国語の授業1年=自然習得環境下の3週間(久保田竜子『英語教育幻想』)

「ファニンガーとシングルトンはこんな計算に言及しています。生後、自然環境で五年間ことばを習得するのは、外国語学習九〇年間に相当するというのです。あるいは、週五時間の外国語授業を一年に二〇〇時間受けても、自然習得環境の中での言語習得(一日一…

「難解だとケチをつけるのは、単なる怠慢。」(多和田葉子『カタコトのうわごと』)

「日本では売れる売れない、ということがデータとしてではなく、一種の価値観として通用してしまう。本が売れればその作家は庶民の心が理解できていると思っている人もたくさんいる。庶民の心を理解するのは政治家の仕事であって、小説とは関係ないのに、そ…