うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

特任講師観察記断章。グレゴリー・ベイトソンから学んだこと。

特任講師観察記断章。「説明するというのは、テクストで使われている単語や言い回しとは別の言葉を持ち込むことです。というのも、テクストの言葉を使ってしまったら、単なる繰り返しにしかならないからです。それはトートロジー、同語反復です。では、どの…

特任講師観察記断章。学びにおける初歩の重要性。

特任講師観察記断章。毎度のことながら2コマ連続の3時間以上の長丁場のなか、50人以上の学生の強勢と抑揚と発音を聞き続けるのは骨が折れる。先学期は、個々の音の発音を、舌の位置から息の出し具合、音高や音価といったミクロなレベルでトレーニングした。…

特任講師観察記断章。教養的なものと訓練的なものを無媒介で接続するという節操のない授業。

特任講師観察記断章。教養的なものと訓練的なものを無媒介で接続するという節操のない授業を展開している。 発音についてのテクニカルなところに踏み込みすぎず、かといって、単なる口移しではないかたちで、スクリプトの「読譜法」を教授し、朗読させ、それ…

「マルクスの書物の偉大さと重要性」(ウィルソン『フィンランド駅へ』)

「マルクスの書物の偉大さと重要性は、それが農場や工場の労働に内在する価値の本質をこのうえなく明らかにした点にあるのではなく、労働者が雇用者によっていかに虐待されているかを具体的に示し、そのような状態にたいして読者の怒りを呼び起こしたという…

特任講師観察記断章。合理的配慮の「運用」にたいする苦言。

特任講師観察記断章。合理的配慮の試みにたいして原理的に反対するところはまったくないし、理念的には全面的に賛成だ。しかし、現実的な運用については大いに困惑させられているというのが正直なところである。 情報共有はありがたい。しかし、情報だけ投げ…