うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

20240321 カナダ滞在最終日。教会とベーグルと図書館。

カナダ滞在最終日。とはいえ10時半ぐらいのバスで空港に向かわなければならないし、朝に空いているところも多くないので、必然的に選択肢は絞られる。

滞在先のホステルからわりとそばの Basilique-cathédrale Marie-Reine-du-Monde de Montréal は何度も前を通りながら入っていなかったので立ち寄る。普通、教会は、朝のミサのあいだは入れてくれないのだけれど、ここはなぜか入れてくれたので、ちょっと立ち聞き立ち見する。壮麗な建物に目を奪われるが、説教の声の反響にも耳を奪われる。入口のところに座っていた警備関連の仕事をしていると思わしき(格好的にそう思った)が、途中から職務を離れて中には入り、ミサの祈りに加わっていたのが印象的だった。

モン・ロワイヤルにある St-Viateur Bagle のカフェでスモークミートベーグルとレモネードで最後の朝食。ここのベーグルはいちど買って食べてはいたけれど、カフェで食べてみたいと思ってやってきた。普段着のおいしさとでも言おうか、毎日食べても食べ飽きない味。

ケベック州立図書館で貸出カードが作れるときいたので、もういちど行ってみた。問題なく作れてしまえて、むしろ唖然としたぐらい。パスポートと、滞在先の住所があれば誰でも作れるようだ(入力するところを見ていたけれど、記入していたのは氏名、生年月日ぐらいで、パスポート番号は控えていなかったと思う)。しかも無料で。ここはカフェもあれば古本屋もあり、ホールも持っているのだけれど、カナダの図書館はみんなそうなのかとカードを作ってくれた係の人に聞いてみたところ、ここの図書館がとくにそのようなコンセプトで作ったのだとのこと。図書館が地下鉄直結なのも地味にすごいところではないか。

空港内を自転車で見回っている警備員や医務員がいた。