うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

20240319 ケベックシティ2日目午後。「王の娘」?

「王の娘」と呼ばれる貧困化した孤児の女性たちが、人口政策の一環としてーー男女比は男に偏っていたということだろうーー政府によってヌーヴェル・フランスに送られ、「北米におけるフランスのプレゼンスを確立するうえで大いに寄与した」と、国家側の論理で美談風に書いてあるけれど、実態はどうだったのだろう。ちなみにこの手の記念碑は関連した建物があった場所に置かれているのが普通なのだけれど、ここにはそういうものが見当たらないのもちょっと不思議なところ。

知り合いのカナダ人によれば、その多くは「娼婦」であったとのこと。学校の歴史の時間に教わることであり、カナダ人ならたいてい知っているらしい。

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