特任講師観察記断章。丁寧に書き込んだ講義スクリプトを、やる気なさげに読んで録音したら、思った以上にやる気なさそうな声で撮れてしまった音声を、パワーポイントと合成してみるものの、何度聞いてもやはりものすごくやる気なさそうな声だ。自分の声を聞くのはあまり愉快な体験ではないけれど、思っていたよりはずっと耐えられそう。録音した声にそこまで違和感があるわけではないけれど、自分が話しながら聞こえてくる声よりはすこしトーンが高く、軽く聞こえる。それから、意外と声質が柔らかいというか、輪郭がぼやけている感じ。これは意識していなかったので、新発見ではあった。活舌はまずまずだった。
