うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

翻訳語考。前置詞の問題。

適当日本語比較論。西洋語で話し書くことの困難さは、つきつめれば、冠詞と前置詞の問題に集約されるのではと思えてきたこの頃。名詞、形容詞、動詞、副詞については辞書を調べまくり、ひたすらググればなんとなく納得できる。しかし、前置詞についてはいまだに辞書情報に頼るしかない。なぜある形容詞ではofで他の形容詞ではtoになるのかが合理的に理解できない。フィーリングではわからなくもないのだが、理論的に説明できないので丸暗記になってしまう。このほとんど生理的直感的としかいえないレジスターをマスターできる日は果たしてくるのだろうかと思って暗澹とした気分になる。自分の英語はどれほどいかがわしい代物なのだろう……しかし、日本語学習者の誰もがこれと似たような思いを抱いているのではなかろうか。「てにをは」は合理的に説明可能か?