うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

皮膚に触れる、脳に触れる(モンティ・ライマン『皮膚、人間のすべてを語る』)

「皮膚は一見すると何もない吹きさらしの土地のように映る。だがじつは、私たちの身体はドキュメンタリー映画が撮れそうなほど多彩な生物の生息地で覆い尽くされている。そこで暮らす「野生の」生物たちにとっては、私たちの皮膚こそが世界なのだ。」(モンティ・ライマン『皮膚、人間のすべてを語る』54頁)

 

「誰かが私たちの皮膚に触れるとき、その人は私たちの脳にも触れている。というのも、皮膚と脳という二つの器官は、いま自分に触れているものは何か、それに対してどう反応すべきかを見極めようと、絶えず連絡を取り合っているからだ。」(モンティ・ライマン『皮膚、人間のすべてを語る』142頁)