うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

近代批判、または、近代が切り捨てるものを切り捨てるない方向性の模索(ラトゥール『地球に降り立つ』)

「近代人のこれまでの選択は、つねに古いものと新しいものとのあいだの選択だった[…]近代人にとって過去に架ける橋はない。過去はつねに乗り超えられるもの、時代遅れになるものだ。[…]伝統の概念を懐古的だと笑い飛ばし、伝達、遺産、再生のすべての形を、あるいは変容のすべての形を、つまりは発生のすべての形を排除する。そうした排除が、風景、動物、政府、神だけでなく、人間の子どもの教育に対しても行われる。」(ラトゥール『地球に降り立つ』135‐36頁)