うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

精神の力としての自由(ル=グウィン『パワー 西のはての年代記III』)

「自由な人たちの都市をつくることはできよう。だが、無知な者にとって、自由にどんな意味があるのか? 自由とは、自分に何が必要かを学び、自分にとって何が好ましいかを考える精神の力にほかならない。たとえ体が鎖につながれていても、頭の中に、哲学者たちの考えや詩人たちの言葉があるならば、鎖から自由になり、偉大な人々に混じって歩むことができるのだ」(ル=グウィン『パワー 西のはての年代記III』)