「創造性が、行為者と分析者の両方にとって分かりにくい理由は、これらの力が——まさに——根本的に社会的なものだ、という事実からくる。創造性は、他者との関係の構造が、私たち自身の存在の構成要素になるまで内在化されていく絶え間ない過程を通して生まれてくる。そして、さらに重要なのは、創造性という潜在力は、他者との協調なしには実現することができない——少なくとも、意義あるかたちではできない——ということである。このような他者との関わり、すなわち社会的な過程を通してのみ、力は価値に変わるのだ。」（グレーバー『価値論』407頁）
"What makes creativity so confusing, to both actor and analyst, is the fact that these powers are--precisely--so fundamentally social. They are social both because they are the result of an ongoing process whereby structures of relation with others come to be internalized into the very fabric of our being, and even more, because this potential cannot realize itself--at least, not in any particularly significant way--except in coordination with others. It is only thus that powers turn into value." (260)
