うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

「いつでも夢をみよう。」(ゾラからセザンヌへの手紙)

「しかし、僕に希望がないなんてことがあるだろうか。僕らはまだ若く、夢に溢れ、人生はやっと始まったばかりではないか。思い出や後悔は老人にまかせよう。それらは彼らの宝物で、震える手でページをめくり、めくる度にほろりとする、過去という書物だ。僕らは現在を楽しめないのだから、未来こそ僕らのものだよ。僕らが最も豊かな色彩で染めることができるのは、あの美しく、出会ったことのない未来だ。期待しよう、友よ、いつかまた一緒になって、神聖なる自由を享受し、笑いながら僕らの足が墓石にぶつかるまで歩くことを期待しようではないか。」(ゾラからセザンヌへの手紙、18600613『セザンヌ=ゾラ往復書簡 1858‐1887』192頁)

 

「いつでも夢をみよう。夢を見たって誰も苦しめないし、慰めになるからね。」(ゾラからセザンヌへの手紙、18600801『セザンヌ=ゾラ往復書簡 1858‐1887』214頁)