うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

アメリカ観察記断章。挽肉。

アメリカ観察記断章。挽肉はアメリカにおいて最下層の商品なのだろうかという気がする。それはある意味、塊やスライスでは売れなくなった商品の再利用で、買ってからパッケージでは見えなかった部分を見るとすでに薄茶色に変色していたりする。実際、肉売り場における挽肉の地位はかなり低いし、各店舗で包装されたものはトレイに入っているが、メーカーの手になるものは袋詰めでしかない。そういえば、アメリカで挽肉といえばまず牛であり、その際も、赤身leanと脂身fatの割合で値段が変わる(脂身が多いほど安くなる)。鳥挽肉やターキーの挽肉はあるが、豚挽肉はあまり見かけないし、合い挽きは見たことがない。