アメリカ観察記断章。南カリフォルニアにおけるタトゥー文化。確かにかなり気軽にタトゥーを入れているのを目にする。大学院生で腕あたりに入れているのを見ても、もう、驚きはしない。しかしさりとて、タトゥー＝刺青＝カタギでないその筋の人、という連想がどうしても働いてしまう日本人としては、この気安さにどこかなじめないでいることも事実だ。教育水準とタトゥーの相関関係のなさ。つまるところ、肌に対する感覚がアメリカと日本で違うのだろう。このあたりの事情については、日焼けや肌のシミの捉え方とパラレルであるように思う。
