うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

アメリカ観察記断章。ミニマルな英語。

アメリカ観察記断章。日本の英会話教育ではやたらと慣用句の使用が持て囃され、慣用句を使えたほうがネイティヴっぽいみたいな空気がないだろうか。しかし日々の面白くも可笑しくもない生活のためのコミュニケーションで重要なのは基本となる少数の必須単語を適切に使えるかどうかではないかと個人的に思う。たとえばhave, take, get, bring, putなどの不規則活用する動詞。それから、ほとんど意味はないが誰もが口にしどこでも耳にするようなフレーズやセンテンス。how's it going? what's up? など。 そもそもいかにも英語っぽいちょっとおしゃれな慣用句なんて限られたシーンでしか使えないし、そんな使用頻度の低いものを丸暗記するなら、無味乾燥だけど汎用性の高い文型を臨機応変に使いこなせるようにしたほうがはるかに役に立つ。まあ、これは、自分の英語が書き言葉話し言葉を問わずミニマリズムを目指してるからそう思うだけかもしれないけれど。