うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

アメリカ観察記断章。鉛筆の持ち方。

アメリカ観察記断章。いまだに驚かされるアメリカ人の鉛筆の持ち方のひどさ。正しい持ち方をしている人を見ることがほとんどない。ほぼゼロだ。こういうのを見ているとなぜ大リーグの打者の構えがああも自己流なのかが直感的に納得できる。日本だと鉛筆の持ち方の美しさは行儀作法のよさ(育ちのよさ裕福さ)のメルクマールではないか。なぜこれがアメリカで当てはまらないのかと首をかしげるが、アメリカ人からすれば、金があるはずなのに歯科矯正しない日本人を見て同じように首をひねっているのかもしれない。「文化的齟齬感と隔たり」を覚えるのはえてしてこうした日常のひとコマである