うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

酔いの深さが暴き出すわたしたちのかけがえのなさ(プルースト『ゲルマントのほうI』)

「酔いには、太陽や旅がもたらす陶酔から疲労やワインによる酔いまでさまざまな種類があるだけではなく、海の水深のように異なった「深さ」もあり、そうした酔いが私たちのうちで、まさに各々の深さのところにいる一人の特別な人間の存在を暴き出す。」(プルースト高遠弘美訳『ゲルマントのほうI』)