うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

「個人的な時間の流れに降りて行く」(多和田葉子「文法のすれちがいと語りの声」)

「小説を書くということは、非常に個人的な時間の流れに降りて行くということですので、規則を守りきれなくなることがあります。規則を破ろうとして破るのではないのですが、気がつかないうちにはみ出してしまうのです。」(多和田葉子「文法のすれちがいと語りの声」、澤田直・酒井セシル編『翻訳家たちの挑戦 』53頁)