うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

法則なき愛(三島由紀夫『班女』)

「愛はみんな怖しいんですよ、愛には法則がありませんから。あなたのような苦しみのない愛も、いつかはそういう怖しさに会うんだわ。私はあの人のほそぼそとした望み、あの人のともすれば消えそうになる燈芯に、毎日希望の火を点けるのが好きなの。でも私は自分が希望を持つのは御免です。」(三島由紀夫『班女』)