うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

「自然を翻訳すると……」(夏目漱石『三四郎』)

「君、不二山を翻訳してみたことがありますか……自然を翻訳すると、みんな人間に化けてしまうからおもしろい。崇高だとか、偉大だとか、雄壮だとか……みんな人格上の言葉になる。人格上の言葉に翻訳することのできないものには、自然が毫も人格上の感化を与えていない」(夏目漱石三四郎』)