うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

アメリカ観察記断章。アメリカの元旦はクリスマスのエピローグ。

アメリカ観察記断章。元旦はアメリカの暦感覚でいうと、新たなものの始まりというよりは、ホリデーシーズンの終わりの始まりという感じがする。日本では三ヶ日が休日だけれど、アメリカでは2日から通常営業だ。まあ、年の瀬も新年も関係なく博士論文に翻弄されている身からすると、1月1日は特別な意味を持たない。残り時間が24時間減ってしまったと思うばかりである。ともあれ、アメリカでは新年を表象する記号に欠けているようなところがある。新年はいわばクリスマスのエピローグであり、新たなイベントではないかのようだ。