アメリカ観察記断章。このところパンを手作りしているのだが（といっても捏ねないで長時間発酵させるお手軽なパンだけれど）、スーパーで売っている小麦粉の区分がおもしろい。日本ならだいたいどこでも薄力粉中力粉強力粉がどれも揃っているものだが、アメリカだとall-purpose flourというたぶん中力粉的な粉が主流で、それしか売っていないことがある。パン作りに適した強力粉（bread flourというもの）は探さないと見つからない。そのくせ、無漂白の少し茶色い小麦粉と漂白した白い小麦粉はどんなスーパーにもある。なぜここまで全粒粉がポピュラーなのだろう。ちなみにall-purpose flourでお好み焼きの生地を作ると微妙にダマになるのでお勧めしない。
