うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

ルロイ・アンダーソンの音楽の圧倒的な多幸感

ルロイ・アンダーソンの音楽の圧倒的な多幸感は何なのだろう。どことなくクリスマスを感じさせるからだろうか。あまりに長い間クリスマス音楽として使われてきたせいで、クリスマス性を後天的に獲得してしまったからだろうか。Wikipediaを見ると、かなり面白い経歴をしている。1926年にハーバード大学に入学。エネスコに和声、ピストンに作曲を学んでいる。だというのに、「1931年から1935年までハーバード大学言語学の研究員となり、1935年にはゲルマン語とスカンジナビア諸語の研究により博士号を授与された。最終的に音楽家として自活することを1942年に決心するまでの間、言語学者としてノルウェー語、アイスランド語スウェーデン語、デンマーク語、オランダ語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語の研究を続けていた。」第二次大戦中はペンタゴンで働き、朝鮮戦争にも軍属として勤務している。不思議な人だ。