うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

変異体としての芸術家(『フェリックス・ガタリの思想圏』)

「芸術家は、変化が困難な条件のなかでも変化することができる変異体だということです……芸術家というのは、みずからの存在を特異化の過程の上にのせようという勇気を持った人々であって、そうであるがゆえにわれわれにとって興味深いパラダイムを提供することができるのです。実際、私は、歴史のユートピア的地平において、芸術家がみずからの作品をつくるように人々がみずからの生を導くことができる可能性を夢見たりもします。あくまでも<芸術家のように>ということなのですがね。」(『フェリックス・ガタリの思想圏』48-49頁)