うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

適当比較日本語論。なんか。

適当比較日本語論。なんか英語のlikeはとてもしゃくさわる言葉だ。もちろん「好き」ではなく「えーと, なんというか, たとえば, (そんで)まあ(その), なんとなく, …みたい, …ってわけさ」(リーダーズ)というほうのlike。なんかアメリカ人にこのlikeを使うなといったらどれくらい寡黙になるだろうかと思ってしまうくらい奴らはなんかlikeを文中に挟む。ラジオで聞いた話だがなんかある小学生は先生に当てられて答えを述べるまでになんか7回もlikeを繰り返したらしい。しかしなんか久々に生の日本語を聞いていると、なんか日本語にも似たようなものがある。「なんか」だ。自分を含めてここ数日街頭の口語日本語をサンプルにとってみたが「なんか」をまるで口にしない人はどうもなんかいないように思う。ぜひ自分のスピーチパターンをチェックしてみてほしい。きっと自分が話すのにあらためて注意深く耳を傾ければなんかわけがわからないほどに「なんか」を繰り返していることに気づくだろう。