うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

20240313 モントリオール3日目午前中。モン・ロワイヤル。

モントリオール3日目午前中。モン・ロワイヤルという小高い丘というか山に作られた公園を歩く。設計者は、ニューヨークのセントラル・パークなどを手掛けたフレデリック・ロー・オルムステッド。とはいえ、マンハッタンの真ん中に広がるセントラル・パークと、街の後ろにそびえる小丘のモン・ロワイヤルとでは、違いのほうが目に付く。公園をいくつかのセクションに分けるというプランは同じだと思うが、あとはむしろ、もともとの地形や植生をベースにして作ったのではないかという感じ。

展望台まで上がるには急な階段を15分ぐらい上がっていかなければならず、これはなかなか疲れたけれ、公園内の勾配はそれほどきつくなく、ほぼ平地を歩いているような感じ。地元民にとってはランニングコースとなっているようで、走っている人を多数見かけた。わずかに緑が顔を出しているけれど、林はまだ冬の雰囲気で雪が積もったままだ。

北東部分よりも南西部分のほうが人が多い印象だが、それは駐車場が南西よりにあるからでもあれば、こちらのほうが低地だからなのだろうか。しかし、木々の間から覗く街の景色という意味では、北東部分のほうが圧倒的に美しい。

「先住民の案内のもと」この山に登ったというのに、その人物を「カナダの発見者」とするのは、ひどく矛盾しているとは思わなかったのだろうか。