うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

共食の倫理(阿部謹也『中世の星の下で』)

「仲間団体とは何よりもまず飲食を共にし共に歌う団体でなければならなかった。近代人は飲食をともすれば軽視しがちであるが、中世においては仲間団体である限りきまった日時に皆が揃って食べ、かつ飲んだのであり、そこにおける規律、約束が対人関係の倫理をもなしていた。」(阿部謹也『中世の星の下で』114頁)