うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

ガートルード・スタインの日常のルーティーン(ウィルソン夏子『ガートルード・スタイン』)

ガートルード・スタインは遅く起き、朝食をテラスで食べた。食べては寝る生活。そのうち、起きている時は、手紙を読み、書き、犬と遊んだ。風呂に入り、ランチを食べた。本は、パリのアメリカの図書館から送られてきた。彼女は探偵小説が好きで、一日一冊読んだ。アメリカの探偵作家ダシール・ハメット(作家リリアン・ヘルマンの同居人)の本が気に入っていた。犬と散歩した。歌も歌った。庭の低い垣根に坐って、アメリカの歌を歌っている。自然に囲まれて、心から楽しかったに違いない。」(ウィルソン夏子ガートルード・スタイン』154‐55頁)