うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

アメリカ観察記断章。男女兼用トイレ。

アメリカ観察記断章。日本ではほとんどスタバのようなコーヒーショップに行ったことがないのでよく覚えていないのだけれど、アメリカの狭いスタバのトイレはだいたい男女兼用だ。そしてこれはスタバに限らず、かなり一般的な慣習であるように思われる。つまり、男女別々に専用のトイレをふたつ作るためのスペースを割くよりは、兼用のものをひとつ作ってしまえ、という合理的思考が意外と浸透しているのだ。もちろん広々としたショッピングモールだとか、充分なスペースが確保できる店舗では、男女別々のトイレが一般的ではある。しかし個人商店ではなくスタバのようなフランチャイズ化されたところで男女共用がOKであるというのは、日本的な感覚からすると、ちょっとびっくりするところかもしれない。まあ、でも、本心ではアメリカ人も専用トイレを望んでいるのかもしれない。キャンパスそばのスタバが最近改装されてトイレが二つになったら、男女別々にわかれていたからだ。しかし、キャンパス内にあるスタバには最初からふたつトイレがあるけれど、ジェンダーニュートラルなままである。というわけで、アメリカ人がどこまで男女共用トイレを受け入れているのかいまひとつよくわからないでいるのだけれど、このあたりの意識が日本のそれとはかなり違うということだけは確かだと思う。