うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

アメリカ観察記断章。モテとしてのマッチョ。

アメリカ観察記断章。週末夜のショッピングモールはいろいろな人々がいるので観察していて面白いが、彼らを眺めるほどに「なんでこいつらはこんなにマッチョなんだ」と思わざるをえない。比喩ではなく字義通り丸太のように太い腕だ。そして人種を問わず筋骨隆々とした輩がそこかしこにうじゃうじゃいる。以前フィットネスの広告ビデオを見ていて気づいたのはそのナラティヴが「女にもてる」という一点に集約されることだった(「貧相な体のときは誰にもみむきもされなかったけど筋肉がついたら女がひとりでによってくるようになりました」)。日本の「オシャレ」のアメリカにおける対照物は「マッチョ」なのだろうか?