2023-01-07から1日間の記事一覧
よく出来ている。次が気になって見てしまう。しかし、これがガンダムかと言われると、違和感がないでもない。 ファーストから、ガンダムは子どもたちの物語ではある。理不尽な(現実主義的な、日和見的な、割り切った)大人たちにたいする、純真な(理想主義…
あまり何も考えずに、前情報を入れずに見ていて、最後のクレジットで安彦良和が監督であったことを知り、いろいろと腑に落ちた。 これは戦争時代のなかの厭戦の物語だ。兵士たちによる戦闘が、市井の人々の生活、とくに、戦争の暴力的な力によって親を奪われ…
奇妙な本だ。人口と食料生産の話から、文明論(未開、アメリカ、ヨーロッパ)と続き、jコンドルセやゴドウィン批判にアダム・スミス批判、そして神学論。 表面的には、人口増加と食料増産の非対称性についての科学的=自然的議論であるかのように見える。し…
マルサスの『人口論』(光文社古典新訳)を読む。マルサスの議論にはきわめて仮説演繹的な手ざわりがある。仮定を立て、逆ケースを想定し、反駁し、先取りした結論に雪崩れ込んでいくような、そんな出来レース感がある。その意味で、どこかアダム・スミスの…