モントリオール7日目。北東約270キロ（東京起点で考えれば福島あたり）のところにあるケベックシティに向かうべくVIAという列車に乗り込む。3時間ちょっとで着くようだ。
モントリオールの今日の天気は最高気温7度、最低気温マイナス1度だけれど、ケベックシティは最高気温が1度とのこと（なのに最低気温は同じくマイナス1度）。やっといろいろと準備してきた防寒着の出番となりそう。ここ1週間のモントリオールはかなり暖かかったようで、汗ばむことのほうは多かったくらいだ。
それにしても、駅というから、線路が地上に見えるものだと勝手に思い込んでいたし、駅といえば堂々たる面構えをしているという思い込みがあったので、中央駅（gare centrale）のほうに歩いていってもいっこうに駅らしい建物もなければ、線路も見えてこず、来るところを間違えたかと心配してしまったけれど、なんとここの駅はビルのような感じで、かつ、その入り口付近のたたずまいは完全に駐車場のそれであった。中を少し入っていくと入口があり、それをくぐると天井の高い広々とした空間が広がっていたのだった。そして列車は地下に停まっていた。
チケット予約はネットで簡単にできるし、空きがあれば席も選べる（完全指定席制）。チケットは電子形式で、QRコードになっている。
そのくせ、実際の搭乗手続きはきわめて旧式。発車時刻の30分ぐらいまで割り当てられたエリアで待たされ、その後、係員が手作業でQRコードを読み込んでいく。自分が乗った列車はたしか5両編成だったけれど、乗り込めるドアは限られており、そこに係員が立っている。基本的にアメリカのアムトラックと同じであり、飛行機の搭乗の仕方に近い。
インストラクションを読み間違えたのか、進行方向にたいして逆向きの席を取ってしまった。まあいいか。
