うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

2019-12-09から1日間の記事一覧

「闇の霧から立ち上がろうとする黎明の知性」(今福龍太『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』)

「ソローは「歩く」のなかでこんなことを書いていた。知識の光はときに過剰である。そもそも日中の太陽の光は岩石や金属の組織を破壊させてしまうので、石や金属は夜の闇によってようやくみずからをもとの状態に回復させている。同じように、文化もときに過…