うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

シュールにトリップしてしまう

シュールにトリップしてしまうことが多くなってきたこの頃。自分がどこにいるのかわからなくなってしまう。「なんで?」と聞かれると返答に困るが、たぶん、日英独仏語を共存させようというのが無理なんだろう。しかし、言語迷子状態に加えて、空間カオス濃度が日増しに高まってきている。ちょっと気を抜くと、今自分がカリフォルニアにいることを忘れそうになる。現実が夢を浸蝕し、夢が現実を侵略する。「どこにいると思うわけ?」と聞かれるとこれまた返答に困るが……カリフォルニアには嘔吐感をもよおさせるようなマロニエの木はないけれど、能天気に晴れ渡る青空がある。反射的に目を細めてしまうまばゆい陽射しを浴びると、自分の実存についてくだらない考えがたちあがってくる。そしてその迷いをウィスキー片手に書きとめてしまう。