うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

2024-01-05から1日間の記事一覧

必然性の国を基礎にしてのみ開花しうる自由の国(マルクス『資本論』第3巻)

「自由の国は、実際、窮迫と外的合目的性とによって規定された労働がなくなるところで初めて始まる。したがって、それは、事柄の性質上、本来の物質的生産の領域の彼方にある。未開人が、彼の欲望を充たすために、彼の生活を維持しまた再生産するために、自…

人間と世界の人間的な関係、または Can't Buy Me Love(マルクス『経済学・哲学草稿』)

「人間が人間として存在し、人間と世界との関係が人間的な関係である、という前提に立てば、愛は愛としか交換できないし、信頼は信頼としか交換できない。芸術を楽しみたいと思えば、芸術性のゆたかな人間にならねばならない。他人に影響をあたえたいと思え…

自分以外のために(野田サトル『ゴールデンカムイ』)

「自分のためだけなら簡単に諦めが付く/何かのためなら命をかけて戦える」(野田サトル「第296話 武士道」『ゴールデンカムイ』)