うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

2020-09-14から1日間の記事一覧

縦線の響きではなく、横線の動きを:ブルーノ・ワルターの旋律の運動性

ブルーノ・ワルターの音楽の説得力は破格だ。しかし、その力の出どころは、解釈の卓越性ではないような気がする。モーツァルトのト短調1楽章再現部のルフトパウゼがもっとも顕著な例だけれど、理性的にはどうにも理解できない部分はある。それでも感性的には…