うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

2022-07-20から1日間の記事一覧

クラウス・マケラの感染的な歓喜:流線形の抒情性、気負いのない感じのよさ

クラウス・マケラを新時代のカラヤンと呼んでみたい誘惑に駆られる。どこまでものびやかで、どこまでもみずみずしい、流線形の抒情性。指揮の身振りが大きく、抉るように前のめりに棒を突き出すかと思えば、見得を切るかのように両腕を大きく振るう。スペク…