うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

2020-09-19から1日間の記事一覧

純粋なシニフィアンのダンス:運動するイマージュとしてのカルロス・クライバーの音楽

カルロス・クライバーの音楽は純粋なシニフィアンなのかもしれない。何かを表現するのでも描写するのでもなく、音自体がある。音のダンスだ。その手前にも、その向こうにも還元できない、音そのものの運動のエネルギーが、クライバーの音楽なのだ。 極論すれ…