うろたどな

"These fragments I have shored against my ruins."

2019-08-19から1日間の記事一覧

音そのものの豊饒な複雑さ:フランソワ・ドゥラランド、柿市如訳『クセナキスは語る――いつも移民として生きてきた』(青土社、2019)

音楽の捉え方を開く、音そのものの豊饒な複雑さを音楽にする クセナキスは西洋音楽のパラメーターを変えようとした。ブーレーズたちのトータル・セリエリズムはパラメーターを精緻化し、その複雑性のすべてをコントロールしようと試みたけれど、クセナキスは…